現在まで、1万人をこえる股関節、膝関節の患者様を診察してきました。そして、約2000例に及ぶ人工股関節、膝関節置換術の手術に携わり、その中で約500例を自ら執刀してきた実績もございます。
股関節、膝関節(人工関節置換術)に関して、アメリカ、ヨーロッパ、アジアの国々で約50回の講演、発表をし、日本国内でも約50回の講演をして参りました。
これらの経験を踏まえ、皆様への治療に今後役立てることができればと考えています。
現在まで、1万人をこえる股関節、膝関節の患者様を診察してきました。そして、約2000例に及ぶ人工股関節、膝関節置換術の手術に携わり、その中で約500例を自ら執刀してきた実績もございます。
股関節、膝関節(人工関節置換術)に関して、アメリカ、ヨーロッパ、アジアの国々で約50回の講演、発表をし、日本国内でも約50回の講演をして参りました。
これらの経験を踏まえ、皆様への治療に今後役立てることができればと考えています。
足の付け根が定位置に収まっておらず、滑らかな股関節の動きではないために、歩く・走る・階段の昇り降りの時に股関節に痛みが生じます。
股関節をスムーズに回転させるために骨盤の歪みを矯正することが最も効果的な治療になります。
変形性膝関節症は、膝の関節軟骨が加齢のため変形して壊れ、炎症を起こし、痛みを伴う病気で、毎年90万もの人が発症しているといわれます。
加齢とともに増加し、男性よりも女性に多く見られます。
治療法としては発症や進行を出来るだけ遅らせ、日常生活に支障をきたす痛みや腫れなどを緩和することです。
人工関節置換術とは股関節や膝関節などの関節を取り除いて、人工の関節に入れ換えてしまう手術です。
慢性関節リウマチや変形性関節症を発症した股関節や膝関節によく用いられますが、肩関節、肘関節、足関節にも用いられることもあります。
方法としては部分的に入れ換える方法と、全部を人工関節に置き換える方法とがあります。
部分的に人工関節を入れ換える手術としては、股関節における大腿骨頚部骨折に対し、大腿骨骨頭だけを人工のものにする手術(人工骨頭置換術)や、膝関節では、悪い部分だけを人工関節のものにする手術があります。
早くから痛みが非常によくとれ、関節の動きが改善し、歩きやすくなるなど、日常生活での機能を著しく回復させ、早期社会復帰を目指す手術です。
人工股関節は、一般的に、金属製の大腿骨側のステムと骨頭そして骨盤側のカップと、骨頭とカップの間に入るプラスチック製(超高分子ポリエチレン)のライナー(インサート)が組み合わさって構成されます。人工関節には様々な種類がありますが、患者さんの骨の状態や生活習慣などを考慮して機種や大きさなどを選択します。
股関節の筋肉の分け目を切開する方法がいくつかあり、太ももの側方、後方、前方などの皮膚切開をおこないます。
大腿骨の骨頭を切り、髄腔(ずいくう)をととのえます。
骨盤側の受け口(寛骨臼(かんこつきゅう))の表面を削ります。
カップを骨盤にはめ込みます。ネジや骨セメントを使って固定します。
ステムを大腿骨に設置します。骨セメントを使用する場合があります。
そして、骨頭、インサートを組み合わせます。
人工膝関節は、一般的に、金属製の大腿骨側のコンポーネントと脛骨側のコンポーネント、そして、その間に入るプラスチック製(超高分子ポリエチレン)のインサートで構成されます。
必要に応じて膝蓋骨(ひざの皿)のコンポーネントも置換します。
膝のいたんでいる部位や程度によって、膝関節の内側または外側のどちらか一方だけを置換するための人工膝関節(片側置換)もあります。
いろいろな皮膚切開方法がありますが、基本的には膝の前面の皮膚を10~15cm前後切ります。
大腿骨(太ももの骨)を人工関節(大腿骨コンポーネント)の形状にあわせて切り、表面をととのえます。
脛骨(すねの骨)を人工関節(脛骨コンポーネント)の形状にあわせて切ります。
必要に応じて、膝蓋骨(ひざのお皿)をととのえます。
後十字靭帯を切らずにそのまま残しておく方法と、切除する方法があります。
大腿骨に人工関節(大腿骨コンポーネント)を設置します。
このとき、骨セメントを使用して固定する場合があります。
脛骨に人工関節を設置します。このとき、骨セメントやネジを使用して固定する場合があります。
膝蓋骨を設置する場合は、主に骨セメントで固定します。
Copyright © つかもと整形外科醫院 | プライバシーポリシー