小児整形外科とは、お子様を専門とした整形外科です。
お子様の場合、成人と異なり発育や成長と言った点も踏まえた診断・治療を行う事が重要です。
当院では、外傷(骨折、脱臼、捻挫、打撲、靭帯損傷、切り傷など)に関する治療や股関節の検査などを対象としております。
必要に応じ、近隣の病院と連携し治療を行います。
成長に伴う痛みに関しては、総合病院の受診をおすすめします。
(O脚、X脚などの成長に関する診療も行っておりません)
特に、未就学児の首の痛みなどは当院では判断しかねます。
その他、お子様の様々な整形外科診療に関するご質問などがあれば、お気軽にご相談下さい。
股関節が外れたり、ずれたりして脱臼を起こした状態のことです。
女の子に多く見られ、男の子の約10倍の確率で起こるといわれ、生後3、4ヶ月検診で発見されることが多いようです。
もともと赤ちゃんは関節がゆるく、ちょっとしたことで股関節がはずれてしまいます。仰向けに寝た赤ちゃんの一番自然な脚の姿勢は、カエルのようなM字型ですので、無理に伸ばそうとしたり、不自然な方向に足をひねらないよう、オムツ替えなどのときには特に注意が必要です。
股関節を脱臼しても、赤ちゃん本人には痛みなどの自覚症状はありません。足を動かしたときにポキポキ鳴るとか、歩き始めが遅く、足を引きずるようにしている場合などは、脱臼の疑いがあります。また足の長さが左右で違うように感じたときも、要注意です。