リウマチとは、身体のあちこちの関節が痛んだり、腫れたりする病気です。
進行すると、関節が変形して使いにくくなります。
原因は不明ですが、免疫(細菌などから身体をまもるシステム)の異常、遺伝子の異常、ウイルスや細菌感染などが組み合わさって起こるのではないかと考えられています。
関節リウマチは身近な難病である。全身の関節に炎症をきたし、進行性の関節破壊により日常生活ができなくなり、内臓病変を合併すれば生命予後の悪化につながります。しかし、関節リウマチの治療については、近年生物学的製剤の登場にて、短期的QOL改善(つまり疼痛の軽減)から長期的QOL改善(骨関節破壊の防止)へと劇的な変化をみせています。治らない病気から治る病気へと。これには、Windows of Opportunityという概念のもと、早期診断し早期に治療をしていけば長期的QOL改善(骨関節破壊の防止)の方向にもっていけるということです。
早期リウマチ性疾患は、これらの症状が軽く、診断することが難しい場合があります。
当院では、肉眼ではわからない関節の軽微な腫れにも注意を払い、リウマチの早期診断に努めております。
リウマチ性疾患は、早期に発見することにより、内服薬、または点滴や注射を使用する治療で、リウマチの症状はほぼ抑えられ、関節の変形を防ぐことが可能な時代になっています。
関節の痛みや腫れは、年齢とともに起こる変形性関節症や変形性脊椎症に多く見られますが、リウマチが隠れていることもあります。
リウマチは、早期診断・早期治療が重要です。少しでも気になる症状がございましたら、なるべく早くご相談下さい。